コミュ障のONです。この記事では会社を辞めた理由とその経緯について話していきます。
因みに僕は営業から事務に異動しました。入社約3ヶ月半という早さで会社を辞めましたが色々と理由があります。現在は貯金も心もとない状態です。
普通辞めるべきではありませんが、なぜやめたのか。その理由について話します。
今、会社を辞めようか考えている人には参考になると思います。
結論からいくと辞めた理由は以下の通りになります。
- 市場価値が上がらない
- 周りが楽しそうに見えない
- ストレスが溜まりやすく身体壊しやすい
- 給料と労働の時間に疑問を感じた
1つずつ解説します。
市場価値が上がらない
僕は大学卒業の新卒です。20代前半という若さです。将来に関してまだまだ不安ばかりです。その1つに「転職を簡単にできる程の能力はあるか」というものがあります。
友人とは「事務にいけばキャリアの幅が広がる」と話していました。そして僕が実際に行っていた業務の一覧がこれです。
- ハンコを押す
- データの打ち込み
- 書類整理
- 電話対応
とその他雑務になります。
どうですか。あなたが採用担当や社長としてこの業務をやってきた人材を雇いたいと思いますか。因みに他の事務の人達がやっている業務は社内の連絡や資料作成、社外の人達とのやりとりです。
正直、あまり魅力が無いと思います。これが、部下がいてマネジメントして業務を遂行してきたというなら話は別です。
「僕の市場価値はいくつだ?これを続けていれば上がるのか?」と自分に問いかけていました。
仮に転職を考えたときに「私はデータの打ち込みをやりました」「ハンコの押し方に自信があります」なんてそんな馬鹿な事言えるはずがないですよね。この2つの例は大雑把ですが、自分がやっている仕事でアピールができない、これはとても辛いです。
社内では必要な業務であり、馬鹿にされることがあってはなりません。しかし、社外で活躍したいと考えたとき、どれ程アピールするための材料になりますか。他の事務の人を見ると1人1人が重要な業務をしていますが、転職するときは何を学んで何を生かせるか疑問に感じました。
周りが楽しそうに見えない
仮に昇進したとしても仕事の量で忙殺されそうでした。上司が仕事の量に関して不満を言っていたり、周りを見ても帰りが20:00~21:00。休憩無し。お昼も食べない。そんな状態を見て「昇進したい」「たくさん仕事を覚えてもっと活躍したい」と思えるでしょうか。僕には無理でした。
事務の1番偉い人が「コロナにかかって仕事を1週間休みたい」と目の前で発狂しているのを見て何とも言えない気持ちになりました。
仕事そのものもタスクを処理していくだけ。
そんな印象を持ちました。
仕事の量と重い責任だけがのしかかり時間が過ぎていく。仮に役職が上がったとしても明るい未来は見えませんでした。
ストレスが溜まりやすく身体壊しやすい
私は昔からストレスでお腹を痛めやすいです。営業の部署にいた時も自分の不甲斐なさ、いわゆる自責でお腹をこわす日もありました。
事務に異動してからは将来についての考え事が増しました。仕事のスピードが遅いため指摘も受けました。人間関係も悪く、限界に達して胃腸炎になりました。
仕事のストレスは仕事でしか失くすことはできません。しかし、ぼくの場合は追加でストレスに襲われるだけでした。仮に仕事を文句なく上出来に終えても新しい仕事を覚えることになります。しかし、スキルが上がるようなものではありません。社内でのメールのやりとりや別のデータ入力を教えられるだけです。
よりストレスの火種が増えます。結局、どっちつかずになり、「仕事を覚えたい/新しい仕事を回されたくない」の葛藤に陥ります。他にも様々な葛藤に挟まれ潰されてきました。
しかし、貯金も多いわけではありません。データの打ち込みや書類整理は時間の流れが早く感じます。集中すれば1日もそこそこ早く終えられます。これでお金が貰えるなら辞めるのは非合理ですよね。
ですが、結局はストレスと恐怖に耐えられなくなりなりました。
ストレスと給料を天秤にかけた結果ストレスに軍配が上がりました。
労働時間と給料に疑問を感じた
給料が安かったわけではありません。むしろ事務職なら高い方だと思います。しかし、給料が上がりにくいことと休憩もなしに10時間以上働き続けているのを見て、「これは耐えられない」と感じました。
会社に残るか、それとも去るか
親に相談すると「頑張れ」「辞めるな」、仲の良い同僚からは「辞めないでね」と言われました。しかし、僕の身体は1つしかなく、かえがききません。胃腸炎になっているときも胃腸炎が治り会社に出社した時も酷いものでした。
好きで休んだわけでもないのに、
身体壊しやすいね。事務だから休んでいいわけじゃない。休みがちになるなら向いていないと思う
と言われました。
「また休みそうだから仕事教えるだけ無駄」とも別の事務員に話していました。僕の目の前で。
結局残り続けてもストレスでぶっ倒れるのがどんどんと現実味を帯びてきました。「みかえしてやろう」とか「この経験をばねにして・・・」とかは考えていませんでした。言った本人が忘れていると思っていましたし、雑務を極めたとしても意味はないからです。
様々な思うところがあり入社約3ヶ月半で会社を辞めました。地元の高卒で働き始めた友人達は4年たった今でも働いているので、僕が地元では最速で仕事を辞めた人間になります。
勉強を続け大学に入り、その結果がこれです。
僕の会社を辞めた理由に対して、「甘え」とか「それ位普通」といわれそうですが、僕には将来が真っ暗すぎました。その結果、とても優しい人が多かった、営業に真摯に向き合ってきた人達が多かった会社を辞めました。
これが僕のニートになった経緯です。
皆さんは自分が仕事が原因で体調を崩したとき、仕事と身体のどちらをとりますか。
充分に貯金のある人なら話は大きく変わりますが、僕みたいな生活費に不安を持つ人は「もしも自分ならどうするか」というのを考えてみてもいいかもしれません。
関連記事として、僕が営業マンをしていた頃に上司から辞めさせられそうになった経験を載せておきます。
それではノシ。
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