僕は生粋のFラン学生でした。当時からビジネス雑誌を読んだり、就活に関する記事を読んだりしていましたが今でもしています。そんな中逆求人サイトであるOffer boxと提携して掲載している就活の教科書が炎上しました。
炎上したのは「底辺の仕事ランキング」「行く意味あるFラン大学」の2つの記事です。
僕は底辺の仕事ランキングの記事を見ていません。そのため、その記事についてあまり言えません。ただ思うのは
取り引き先に「底辺の仕事ランキング」の上位の業界もあるだろう。
普段から心の奥底でバカにしながら仕事をしていたのでしょうね。因みに就活の教科書を運営しているのはSynergy Career
大阪にあるらしいです。底辺の職業ランキングは社長が監修されたとか。
底辺の仕事ランキングの、底辺の意味がわかりませんが、少なくとも今回のように関係する人達や記事を見た人達を不快にするような仕事こそ底辺と呼ばれても仕方がないと思います。就活の教科書君は自分たちこそが底辺と声高に主張しています。実際にその記事制作にかんけいしたのは社長と他数人でしょうが、社員がかわいそうです。
社長が関わっているのもあって、社内でストップもかけられなかったでしょうね。
次に「行く意味ある」Fラン大学一覧という記事です。
内容を見てみるとひどい。ひどい。一言で言えば
ぼくのかんがえたサイキョーのFらんだいがく
というのが印象でした。そもそもFラン大学の学生達に話を聞いたことがあるのでしょうか。各Fラン大学の進路指導の職員から話は聞きましか。
Fランから大手に入った学生の話しは喜んでしそうなものですが。
今回はその記事に載っていたことについて少し細かく見ていきましょう。
僕は生粋のFラン学生であり、それこそ、就活の教科書がまとめていたFラン大学一覧にしっかりと母校の名前が載っていましたw。
そんな僕がFラン大学についてまとめた記事に関して意見を言っていきます。
これから通う予定の高校生、既に通っている大学生はFランだから終わりと自暴自棄にだけはならないでください。
記事のノルマがあるのか炎上狙いか分かりませんが、就活の教科書君は学生や高校生をどうしたいのかな。
Fラン大学の就職活動うんぬんの記事があったのでそこへ誘導する目的もあるでしょうが。
それともFラン大学生は見ないから載せちゃえの精神でしょうか。一応リンクでFラン学生でも内定をとるポイントがまとめられた記事に飛びますが、もう少しポジティブなことを載せてもいいのではないでしょうか。
リンク先も身の丈に合った会社に就職するように言っています。捉え方しだいではずいぶん馬鹿にしているような印象もあります。
この会社はFラン出身の学生を採らないし興味もないから好き放題書いたんでしょうね。
✖ Fラン大学だからブラック企業に行く ◯ Fラン大学の学生はブラック企業に行きやすい
就活の教科書にじゃFラン大学生はブラック企業に行くとされていました。では、何故ブラック企業に行きやすいのでしょうか。
学歴フィルター?能力が低いから?実際はもっと複雑です。
- 無気力な学生が多い
- SPI等の対策をしていない
- 就職活動に力を入れていない
これらが最大の原因です。特に無気力なことが一番大きな理由になります。
※以前書いたFラン大学関係の記事を載せておきます。
これによって努力ができないことに繋がるんです。元々努力や継続力が低い学生が元々多いからです。
これも誤解を生みそうですが、上位の大学に行くためには自主学習が必要です。それも、時間や質を要求されるハードな物ばかりです。とりあえず親から大学は出ろと言われた高校生や勉強をしたくないから簡単に入れる近場の大学で良いやと考えた高校生たちがFラン大学に集まりやすい傾向があります。
もちろん近いからという理由やその他の理由で通うことになった人も多いです。しかし、大半は「楽」を求めて来た学生たち。
さぼり癖や人生が左右される勉強をおろそかにしてきたような人達が就職活動をまじめにやろうと思うでしょうか。思っても、ダラダラする習慣や怠け癖を持っていればまだ時間はあると引き延ばしてしまいます。
就職活動はまだ先。
何もしなくていいや。
就職活動が面倒くさい。
入れればどこでもいい。
SPIの勉強もせず、学生時代に何も打ち込まない。その結果、エントリーシートに書けることはほぼなくなり、面接でも喋れなくなります。普通に考えて雇う会社があるでしょうか。
因みにインターンシップに参加する学生もそれほど多くなかったですね。意欲があまり高くありません。
結果、就職活動でいわゆるブラック企業にしか入れないという風に繋がってきます。
ここを忘れてはいけません。確かに学歴フィルターで落とされるし、面接官からは色眼鏡で見られます。が、1番の原因は就職活動をまともにしてこなかった自分自身です。それを無視してはいけません。
きちんと、学生時代にエントリーシートや面接で話せるほどの打ち込んだものを見つけ、最低限のコミュニケーション能力とマナー、SPIの対策をしておきましょう。
1,2年も実践していれば嫌でも身につきます。4年生でなければ間に合います。
Fランだから終わりと思い込まないでください。
僕の通っていたFラン大学からは日本郵政や平均年収1千万近くの総合商社、NTTや公務員から内定をもらい働いています。
その学生たちはきちんと勉強をして就職活動にも力を入れてきました。
Fランでも自分の努力次第では大企業に入れるんです。
Fランだからブラック企業にしか入れない。
身の丈を考えろ。
これらのセリフは自分の学歴に大きなプライドを持った学歴厨かただの炎上商法なのでは聞き流してください。ただの妄言です。
✖ Fラン大学は講義がうるさい ◯ Fラン大学も講義がうるさい
東京で名のある大学に通っている同級生と会話していた時でした。
抗議中に騒ぐやついて疲れる
うちの大学にもいるから普通だよ。
お金持ちが多く通って名のある人達が卒業したあの大学でもいるようでした。しかも、話しぶりからして他の大学でも騒ぐ学生は一定数いるようです。
騒ぐ学生はどこにでもいるようです。人数が多いか少ないかの違いはあるでしょうが、傾向や比率はなにも分かりません。
過激なタイトルに騙されるな
情報収集は必要不可欠。知らなければ何もできません。就活の教科書さんについてどうこう書きましたが普通に有益な情報もあります。しかし、今回のFラン大学の記事について声を大にして言いたい。
何も知らない癖に適当なことを言うな。
サイトやYouTube、先輩、就職指導の職員等々、情報は色々な媒体やサイトを参考にして集めてください。
1か所だけから情報を多く集めるのは辞めてください。
狭く深くでなく、広く浅く、欲を言えば広く深く情報の深堀りをしていきましょう。
炎上狙い・景気が良いころ、悪いころに就活した社会人・真面目に就活した学生、しなかった学生・謙虚に大企業に入れた理由を話す学生・ブラック企業に入ったことを武勇伝のように話す学生・・・。インターネットだけでも様々なバックボーンを持つ人達が情報を発信しています。限りがありません。
当然僕の言っていることが全てではないことも自覚しています。あくまでも、僕の見聞きした経験や考え、たった1つの視点から話しているにすぎません。
皆さんもいろいろな情報源から自分にとって有利、不利関係なく多くの情報を集め真偽を見極められるようになってください。この能力は働いていても使います。情報が錯そうして異なったことや矛盾していることを聞かされるのも珍しくありません。
皆さんも情報に踊ろされたり炎上目的で雑なことをいうやからに騙されないでください。
自分の人生でやけくそにならないでください。それではみなさんノシ。
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